在宅ワークで自宅でお仕事をする方が増えてきた昨今。家のパソコンを使っていると、会社のパソコンとは違ってだんだんと動作が遅くなってイライラする…なんてことはありませんか?
今回はパソコンの動作が遅くなる原因とその解決策についてまとめました。
パソコンの動作が重い・遅い原因とは?
パソコンの動作が重くて遅くなる理由とは何でしょうか。まずはその原因について説明いたします。
メモリ容量の不足
パソコンで作業をする際にスムーズに効率的にすすめるかどうかを左右するのはメモリです。メモリの容量に余裕があればサクサク進みます。パソコンを買う際、メモリ容量についてあまり確認しないかもしれませんが、じつはハードディスクの容量と同じくらいに重要です!
わかりやすく例えるなら、ハードディスクが収納の多さ、メモリは作業台の大きさ、になります。
資料をたくさん広げて作業をしたくても、作業台そのものが小さいとすべての資料を広げることができません。作業台が広いと資料を同時に広げて見れるため効率が上がります。
パソコンも同じで、たくさんアプリ(上記例でいうところの資料)を起動させて仕事をしたくても、メモリ(作業台)が小さいとアプリをたくさん起動して作業ができない、という状況になるのです。
ハードディスクの故障
上記のメモリのほか、パソコンの動作と深くかかわるハードディスク。ハードディスクは収納の多さと例えましたが、収納が故障すると、データやファイルを保存する場所もなくなります。するとデータがいっぱいになってしまい、パソコンの動きも重く・遅くなります。
ハードデイスクの断片化
ハードデイスクの断片化をわかりやすくいうと、データがバラバラに配置されてしまうことです。
たとえば、Aというデータを保存した後、それに続くBというデータを保存したとします。本来A・Bのデータが並んで保存されるのが好ましい状態ですが、この2つの間に空き容量ができてしまったり、データが分割されて保存されてしまう、ということもあります。
1階にキッチンがあって、2階に冷蔵庫がある、というような状態ですね。これでは料理をするときにいちいち1階2階を行ったり来たりしなくてはいけなくなり作業効率が落ちてしまいます。
パソコンも同じで、保存したデータが分割されてしまうと様々なところからデータを引き出したり保存したりと動作を繰りかえすことになるため動作が重く・遅くなります。ひどい場合には修理しなければ使えない、ということにもなりかねません。
バックグラウンドで動いているアプリが多い
画面上に表示されていなくても、裏側で動いているアプリが多いと、パソコンの動作は重くなり遅くなりやすくなります。
パソコンを立ち上げると同時に自動的に起動する設定になっているアプリがあると知らず知らずのうちに大量のメモリが使われてしまう、なんてことも。
見えないアプリが自動で作動していないか、不要なアプリがないか、時々確認してみましょう。
ウイルス感染
今まで問題なく作業できていたのに急に重くなった…ということであれば、ウイルスに感染した可能性もあります。メモリ容量が異常に消費される・CPU処理が異常に遅い時はウイルス感染を疑いましょう。
ウイルス感染の場合、ウイルス対策ソフトを使ってウイルス消去するのが一番安全です。
ほこり
じつはほこりもパソコン動作が遅くなる原因になるとご存じでしたか?ほこりのせいでパソコンの冷却効果が効かなくなって、パソコン内部に熱がたまり、動作が重く・遅くなるんです。
なので、定期的にほこりの掃除をするのもおすすめですよ!
パソコンの動作を軽く・早くする解決策
パソコンの動作が重い・遅いと作業スピードが落ちてしまいます。そんな時に自分ですぐできる解決策を紹介します。
ブラウザのタブを閉じる
作業中急にパソコンが重く・遅くなったなと感じたときすぐにできる解決策のひとつは「ブラウザのタブを閉じる」ことです。
インターネットで調べ物をしている際、ついついたくさんのサイトを開いてしまう、なんてことはありませんか?サイトによってはリンクをたどると新しいウインドウを開くように設定されていて気づかないうちにたくさんタブを開いてしまうこともあります。
たくさんタブが開いているとその分メモリを消費してしまい、パソコンの動作が重く・遅く感じてしまいます。
パソコンの再起動
ブラウザでタブをたくさん開いていないのにパソコンが遅い、ほかに思い当たる節がない場合はまずパソコンを再起動してみましょう。
特にパソコンを長時間連続で使っている場合は一度電源を落としてあげたほうが良いです。
続けて使う必要がない場合はこまめに電源を切ってパソコンを休ませてあげてください。長時間作業をしなくてはいけない場合は、再起動するだけでも十分です。
再起動するだけでも、起動中のプロセスがいったん終了になるため、パソコンの重さがリセットされ、再び作業効率をあげることも可能です。
バックグラウンドで動いているアプリを終了させる
タスクマネージャーを開いて、「バックグラウンドプロセス」の欄から実行中のプログラムがないかチェックします。
不要なアプリはタスクを終了させてメモリの容量をあけてあげましょう。
ほこりの掃除
パソコンが重いと感じるとき、本体が熱を持っていることも多いです。パソコンのハードディスク付近に触れて熱くなっていたら、排熱対策を行いましょう。
デスクトップの場合は、内部にまでほこりが履いていないか確認し、適切に掃除をしましょう。ノートパソコンの場合も外側をふき取るなどのほこり除去を行います。
また、パソコンはほかのものと密着させず、周囲と適度に間隔をあけて使用することも排熱対策になります。
パソコンの動作が重い・遅い原因を解消してサクサク作業効率UP!
パソコンの動作が重く・遅くなる原因はいろいろありますが、原因を特定して解決するには技術と知恵、経験も必要になってきます。この記事で紹介した解決策を試してみてもやっぱり重い・遅い場合はパソコンを買い替えてしまうのも手です。
営業製作所のブログ「育時給家」では在宅ワークの困りごとや子育ての悩みを解決するヒントを随時配信中!ぜひチェックしてみてくださいね。
コメント